ENVIRONMENTAL INITIATIVES環境への取り組み

持続可能な社会の実現へ向けて

当社は、2015年にISO 14001の取得により
環境マネジメントシステムを構築、運用して参りました。
この度、2019年の更新審査合格を最後に、自社での環境マネジメントに転換して参ります。

社内敷地の工場排水経路図

油水分離層の見取り図

オイルスキマー油回収装置の見取り図

01第一段処理槽

工場排水経路の第一段階は3箇所に設置された油水分離層です。
分離槽に入ってくる排水の中には水や油の他に細かなゴミや有機溶剤が混ざっている場合もあります。水や浮遊物が油や有機溶剤を拡散するため、排水の際に拡散された油なども流出し、環境に悪影響が及ぶ場合があります。
第一層ではダストトラップとピットホールが取り付けてあり、浮遊物の分離槽内への流れ込みを抑え、油の拡散を防ぐとともに分離効果も上がり、その結果油の流出を最大限に防ぐことが出来ます。
02最終処理槽

オイルスキマーは、マシニングセンター、切削加工機、旋盤などの水溶性水溶性切削油に混入する油(潤滑油、作動油)を回収する機器です。
水溶性切削油に混入した油(潤滑油、作動油)は腐敗の原因になり、環境にもよくありません。
回収することで、水溶性切削油の腐敗防止、寿命延長、刃物の寿命延長などが期待出来るとともに、外部に流出することを防止しています。
03油水分離槽排水口

油分分離槽排水口は、「下水道施設への負担軽減」及び「公共用水域の水質保全」を目的に設置されているものです。
下水道施設への負担軽減を目的とする代表的なものは、飲食店などに設置されているグリストラップと呼ばれる油水分離桝で、下水道管のつまりを抑制しています。
04緊急時の油流出防止

油水分離排水口には自重の10倍ほどの油を吸収する吸着マットが配備されています。
撥水性に優れており、筒状の繊維が緊急時の漏油を抑え、二次災害の危険を軽減します。
また、天然繊維で出来ているため焼却時に有害ガスを排出せず、空気汚染にもほぼ影響がありません。